ソフトウェアシステムをメンテするシステム

大抵のソフトウェアシステムにはメンテナンス要員が必要になる。
メンテナンスも含め完全自動化ができればいいが、現実的にソフトウェア修復ができるディープラーニングシステムはない。(現在のディープラニングシステムには論理的な演繹系や帰納系がうまく結合できていないと思う。)今のところ、ソフトウェアシステムのメンテナンスの自動化を考える場合は、人間の関与を入れるのが現実的だ。

 ソース解析
    +-モデルDB(S式?)- +- UI(Web.メール)
プロセス解析            |
              問い合わせDB (S式?)

とりあえずソフトウェアシステムの抽象表現として木構造をS式などでデータベース化するだけでも自動化の端緒になるのではないだろうか。
ユーザインタフェースは「人間的に」Webとかメールにしておいて、問い合わせ回答やアドバイスが出せるようにしておく。

ゆくゆくはそれらのS式をディープラーニングにかけて一つ上の自動化ができるかもしれない。

「意識はいつうまれるか」読書中

統合情報理論の「入門書」。

私は海馬にエピソード記憶を生成するシステムがあると考えているが、本書ではエピソード記憶などとは切り離して大脳-視床のニューロン結合で「意識」が生成されると言っている。

「意識」の定義にもよるが、意識がエピソード記憶とは独立しているとするなら、「夢」とかはエピソード記憶を書き込み禁止状態にして「意識」活動の準備活動をしている状態なのではないか。ニューロン周辺のイオン分布調整とか。

私としてはエピソード記憶のシステムを含めて「意識」を考えたい。そういう意味では現在のディープラーニングは小脳のモジュールや大脳の学習単位(コラム構造に一致か)のレベルのモデルであり、それらの全体を調整するための記憶機構としてエピソード記憶を捉えたい。